
【KUDAN Project】の新作『美藝公』 公演直前 稽古REPORT
| 2005年、【KUDAN Project】は160人もの出演者と共に、しりあがり寿原作の『百人芝居◎真夜中の弥次さん喜多さん』を上演し、誰も観た事のない演劇として、観客に衝撃を与えた。 『百人芝居◎真夜中の弥次さん喜多さん』から2年・・・【KUDAN Project】の新作、『美藝公』が小熊ヒデジ(てんぷくプロ)・寺十吾(tsumazuki no ishi)の最強コンビで、3月愛知・東京で上演される。 |
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今回の公演の原作である筒井康隆氏の小説『美藝公』は、1981年画家・横尾忠則氏とのコラボレーションにより豪華本として出版された。 『美藝公』の世界は、戦後の日本が映画産業立国であり、あらゆる政府の政策はすべて映画と歩調を合わせて進行し、復興する社会を描いた作品。 タイトルの『美藝公』とは映画産業立国の頂点に立つトップスターである。 そんな社会で生活をする登場人物たちは幸福感に満たされながら空想する。「もしこの世の中が《映画》でなくて《経済》が中心だったらどんな世界になっていたのだろう」と・・・。 |
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【KUDAN Project】の新作、『美藝公』の舞台化について、原作者の筒井氏は「期待している」と語っていると小熊氏は話した。 はたして『美藝公』は、どのような舞台になるのか? 「細かいところまで《映画》と《演劇》を比較して、《映画》とは何が出来て、《演劇》には何が出来ないのか――《演劇》とは何が出来て、《映画》には何が出来ないのか――純粋に《映画》とは?《演劇》とは?《演劇》そのものを改めて問い直し、世界が驚愕する《演劇》作品になります。」と語る、小熊ヒデジ氏。 |
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又、今作『美藝公』は、『くだんの件』、『真夜中の弥次さん喜多さん』に続く小熊ヒデジ・寺十吾の二人芝居三部作の最終章として上演される。二人芝居最終章ということについて小熊氏は「二人芝居の最終章なのですが、今までの二作品を踏まえた上で、三つ目としての期待は(良い意味で)裏切ります。」 取材時(3月2日)、台本の完成が4割程度であるが、【KUDAN Project】プロデューサーでもある小熊氏は、舞台セットや照明、役者など全体で、「現時点で50%の出来」と語った後、「公演初日一週間前から、時間の流れの密度が上がっていく。(今まで)一時間に10出来ていたものが、15になり、50になっていく。手品みたいなことが起こるんです。」と、これからくる怒涛の一週間を楽しみにしているかのように笑顔で語った。 |
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| 最後に、今作を楽しみにしている皆様へお二人から、一言頂いた。 小熊「『美藝公』を読んだ人は、この作品を二人芝居で上演するなんてイメージできないと思いますが、びっくりするような作品になります。又、愛知・東京公演の後、来年にも海外公演も予定しています。」 寺十「『くだんの件』や『真夜中の弥次さん喜多さん』でやみつきになった人には、より刺激の強いものを用意していますので、楽しみにしてください。」 取材中、個々のピースが完成されてゆく過程を垣間見た。しかし、残念ながらそのピースをはめ込んだ”絵”を観ることは叶わなかった。 是非皆様の目で、想像を絶する作品――『美藝公』を観劇していただきたい。 |
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| 2007/3/2 文責・撮影・編集:鏡田伸幸 | ||||||||
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