進化してゆく劇場        
            ――サンモールスタジオ新年会

 東京・新宿に小屋を構えるサンモールスタジオの新年会が、1月13日(金)に開かれた。参加者は2005年度に同劇場を使用した団体関係者など80名ほどに上った。
2006/1/13 文責・撮影・編集:鏡田伸幸


 サンモールスタジオに隣接する新年会会場に集った参加者を前にして、潟Tンモールスタジオ代表取締役 佐山 泰三 氏は、「お蔭様で、今期(2006年度)の劇場の予約は2週間ほどしか空きが無い」と、劇場の好評を語った。
 今回の新年会の開催と共に、昨年から改装を行っていた劇場内装の内覧会も開かれた。
 内装を担当した舞台監督の米野 直樹 氏は「今後も改装を重ねて、進化してゆく劇場にしたい」と抱負を語った。
 新年会では、参加団体の紹介に移った。各団体パフォーマンスを取り入れた紹介に、そこかしこから笑いが溢れ会場を沸かせていた。又、当会のゲストとして、2003年同劇場のこけら落とし公演をおこなった【劇団ショーマ】主宰の高橋 いさを 氏、岐阜に本拠地を構える【劇団ジャブジャブサーキット】のはせ ひろいち 氏、元シアターグリーンの高澤 良則 氏が顔を揃え、会に華を添えていた。

高橋 いさを 氏 はせ ひろいち 氏 高澤 良則 氏

 会の終盤、2005年度サンモールスタジオ賞の表彰式が開かれた。2005年度に同劇場で行われた公演の中から選ばれるこの賞は、「面白いこと、何か新しいことをやっていること」(佐山 氏)が選考の基準。
 
 受賞者・受賞団体は以下のとおりだった。
最優秀男優賞
江戸川 卍丸劇団上田
『極上の韻』
最優秀女優賞
ザン ヨウコ危婦人
『NINPU 〜アイノカタチ〜』
最優秀演出賞
ブラジリィー・アン・山田ブラジル
『おしっこの話』
最優秀脚本賞
前川 知大イキウメ
『関数ドミノ』
最優秀作品賞
『カトレア』散歩道楽
太田善也
 最優秀作品賞を受賞した【散歩道楽】には、来年の一週間(2007年1月4日〜1月10日)、同劇場無料使用権の特典も手渡された。

佐山 泰三 氏
 最後に壇上に立った佐山 氏は、総評として「受賞者、受賞団体には大きな仕事をしてもらいたい。――今後この賞が、大きな賞になっていったらいいと思います。」と表彰式を閉めた。




 サンモールスタジオがある新宿一丁目界隈は昔、都心の中心にありながらも下町の雰囲気を漂わせていたと聞く。しかし、バブル期の地上げの影響で古くからの住人は去り、進む都会化の前で、通りの空気も大きく変わった。だからこそ佐山 氏は言う、「演劇としてのパワーはまだまだあると思うんです。その演劇のパワーを使って、一つの小屋を中心に新宿という街の空気を作ってゆきたい。」と。
 
   進化してゆく劇場
      ―――サンモールスタジオから吹く風に期待したい。

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