『リア』 ルな人形劇〜【人形劇団ひとみ座】60周年記念公演『リア王』交流会

 【人形劇団ひとみ座】が劇団創立60周年記念公演の第一弾としてウィリアム・シェイクスピアの『リア王』を上演する。その『リア王』の本番公演に先立ち、制作発表を兼ねた交流会が、1月9日(祝・月)ひとみ座第一スタジオで開かれた。
 一般から募集した交流会の参加者は、予定人数30名を大きく超えた50名に上った。
【人形劇団ひとみ座】の前代表であり、前回・前々回でリア王役を務めた須田輪太郎氏。
「リア王は体力のいる芝居」と語った。

人形の操作方法をレクチャーする団員。3人一緒に口をパクパク!

出番を待つ吊るされた人形たち。彼らは何を思うのか・・・?


 【人形劇団ひとみ座】がシェイクスピア悲劇の代表作『リア王』を上演するのは60年の歴史の中でこれが3度目。初演が創立40周年、50周年に再演をおこない、今回60周年記念公演で再々演となる。代表 伊東史朗 氏は交流会の冒頭、50名の参加者の前で次のように語った。

「現在、シェイクスピアというと新解釈で上演されるものが流行だが、私は演出として、(想像上の)シェイクスピアの時代のアナログな方法でおこないます。――効果音も(録音された音ではなく)生音でやります。」
 この言葉どおり、デモンストレーションで行われた嵐のシーンでは、3メートルほどの薄い鉄板を叩き落雷の音を、布と木材を使用した手作りの装置で風の音を模し、生音ならではのライブ感を演出していた。

 今回『リア王』に使用される人形は、等身大のもの。その人形を演者二人がかりで操ることにより、多様な表現を実現している。
 演者の魂が人形に乗り移り、一つの生命体として舞台に立っているようであった。


交流会には、親子連れの参加者も多く見られた。

最後に出席者全員での記念撮影。人形と共にバッチリ!!

 交流会では、一般の参加者にも人形に触れてもらう時間が設けられていた。はじめは赤子を扱うように恐る恐る人形に触れていた参加者も団員のレクチャーを受け、思い思いに人形を操り、会場は笑い声に溢れた。
 60年に及ぶ時間の中で培った団員と人形たちの関係、人形に触れる参加者たちの反応――静かに物言わぬオブジェクトを超えた、とてもリアルな温度が伝わる、そんな交流会だった。
劇団創立60周年記念公演『リア王』
1月26日(木)〜1月29日(日)

新国立劇場・小劇場
(2月4日(土)〜2月5日(日)神奈川県民共済みらいホール)
⇒詳細情報はこちら

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2006/1/9 文責・撮影・編集:鏡田伸幸

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