1937年に配水塔として建築され、1995年に演劇を中心とした舞台芸術の練習専用施設として生まれ変わった“演劇練習館アクテノン”

名古屋市の都市景観重要建築物に指定される、白亜美麗のたたずまい。
中身は演劇練習場。このミスマッチの妙。
こんな施設が「我が町にも欲しい!」と思う演劇人もさぞ多いことだろう。

このアクテノンを管理する(財)名古屋市文化振興事業団 渡邊五輪男氏・岡部紀子氏から、館の特徴・現状や今後の活動など話を聞いた。
BACK STAGE REPORT〜report no.12 名古屋 【アクテノン】【クテノン外観・内観】
クテノン職員インタビュー
1937年の完成以来、時代と共にその用途を変えていった神殿は、稲葉地公園の奥に威厳すらたたえて佇んでいた。見る者を圧倒するその存在感。
だが同時に、公園の風景に見事に溶け込んでもいる。
元は配水塔だったことにちなんでか、館の前には噴水が設けられていた。
水辺のベンチに、しばし憩う。
中心部を囲う16本の円柱は、配水塔時代、機能上の必要から設計に加えられたものだという。
「デザインありき」ではなかったというのが面白い。
お稽古の時間が終わったのだろうか、玄関から、小学生くらいの子供たちが一斉に駆け出してきて、公園に散って行った。
館を照らす照明灯。なるほど、ライトアップされた様はさながらパルテノン神殿の如くに荘厳だろうと、夜の姿に興味を引かれたが……残念。現在は経費の都合でライトアップは中止している、とのこと。
いつか、夏の夕べにでも、闇に浮かぶ神殿を鑑賞したいものだ。ライトアップ復活の日を待ちたい。
 
“アクテノン”の内観は、配水塔時代の面影を色濃く残していた。





配水塔時代のタンク部分を下から見たところ。タンクは現在、リハーサル室になっている。
急激な水需要の増加に合わせ、近くに浄水場が出来た結果、配水塔としては7年間しか使われなかったという。館内にオブジェとして残る設備がどれもきれいなのは、そのことも一因としてあるのかもしれない。
 
演劇練習スペースはどこもきれいで気持ちがいい。改修が行き届いていて、第二次大戦前に立てられたものとはとても思えない。




リハーサル室の天井。 照明を吊るすことも十分可能。
リハーサル室。 今日もここで本番さながらの稽古が行われる。
……というか、これなら本番も出来そう? いえいえ、それはご法度です。
ここは、あくまで練習場。
練習室の備品。 ピアノは有料だが、こうした装置は無料で利用できる。
他に、利用する上で嬉しい備品としては、コインロッカーが挙げられる。
もちろん、入れたお金は後でちゃんと返ってくる。
大練習室。 建物が円筒形なので、壁が湾曲している。  
おかげで採光はベリーグッド!
慣れればこの湾曲した空間は使い勝手がいい、との声も。
 
2004/2/28 文責:北原登志喜 撮影・編集:鏡田伸幸

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