BACK STAGE REPORT〜【LIVES】【稽古REPORT】〜
お正月が明けて最初の土曜日。
我々取材班は、初詣帰りの破魔矢を持った人々の間をすり抜けて、待ちに待った【LIVES】のプロデュース公演−『RESTAURANTたぶち』の稽古場へとやって来ました。
BACK STAGEでは過去2回、【LIVES】を取材させて頂いてるのですが、今回記事を担当させて頂く私(江川)は、拝見するのは初めて。実は私、大のお笑い好き。高鳴る胸を押さえつつ、案内された稽古場の扉をくぐる。

正方形の稽古場にはすでに役者の面々がそろってなんだか和やかな雰囲気。活気に満ちている。

「9ページ目からいくよー」大浜さんの合図のもと、稽古は開始された。
舞台はレストランの店内。個性豊かな従業員たちが開店の準備をしている。
役者陣が芝居を始めて僅か3分足らずだろうか、速攻ダメ出しが入る。
「流れるようにね」
大浜さんの言葉を噛み締めながら演じる役者さんたち。演じては止め、演じては止め。役者さんたちも必死に食らいついていく。テンポよくセリフを交わしている役者さんを尻目に大浜さんはまたダメを出す。
「表情がつながっていないよ」
「気持ちと?」
「演技と」

こんなやりとりが交わされていく。うーん、ダメ出しまでテンポがいい。
「だめだめだめ。できてない」
手をあげて芝居を止める大浜さん。台本をじっと見つめる。その瞬間、稽古場全体にピリッとした緊張感が走る。
「あとにしよう」

大浜さんの言葉を受けて、役者陣は素早く次のシーンへと移る。
ここでも大浜さんのダメはノンストップ。役者さんのセリフにかぶせるように注文を出す。
「口だけでセリフを言って」「顔をくしゃっと」「口だけ怒って」

素早く対応する役者さん。その臨機応変さに周囲から笑いがこぼれる。
お次はレストランにお客が来るシーン。客や店員のテンポのいいセリフの掛け合いは見ていて気持ちがいい。一人一人のキャラクターが完全に確立している。
大浜さんは自分のセリフを言いながら、舞台を出たり入ったり。和やかなセリフを言ってても、役者を見つめるその瞳は真剣そのもの。
ダメ出しをするにも、言葉の説明は数少ない。舞台に入って、自ら演じてみせる。インタビューでも仰っていた通り、役者寄りの演出家である。
過去の取材で紹介した大浜さんの激しい演出ぶりとは打って変わって、今回の大浜さんは表情も口調も終始穏やか。稽古場も緊張感と笑いの空気が程よく混ざり合った和やかな現場だった。
でも、本番まであともう少し。ラストスパートをかけて、これから大浜節が炸裂するのかもしれない。

人生にはかかせない「笑い」というエッセンス。その「笑い」を『RESTAURANTたぶち』ではどんな味に仕上げてくれるのか、今から楽しみです。
稽古場の大きな画像をご覧になりたい方は、【稽古REPORT(3)】
2005/1/8 文責:江川三沙 撮影・編集:鏡田伸幸 

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